非常勤のメリット

医師には、常勤で病院などに勤めるという働き方はもちろん、アルバイトのような非常勤で働くという選択肢もあります。
人によっては完全なフリーランスとなり後者のような働き方を継続している医師もいますし、常勤として働きながらも、手が空いている時に他の職場で非常勤やスポット勤務のような形で仕事を得ている医師もいます。

自らのキャリアや将来のことを考えながら好きな働き方を選択すればいいのですが、アルバイトで働くという形態も選択肢として持っておいていいのかもしれません。

・組織に縛られにくく常勤と比べて職場を見つける時のハードルが低い

非常勤の良さは、組織に縛られにくいという点にあります。
医局が息苦しいと感じる医師の方も多いでしょう。
私のところにも、それを理由に転職したいと相談に訪れる人がたくさんいます。

そういう人たちに非常勤で働くことを勧めているわけではありませんが、この働き方であれば、同じ病院やクリニックに週に1度か2度、多くても3度ほど顔を出せばいいだけなので、医局のような息苦しさもなく、厳しい上下関係のようなものも感じずに済むでしょう。

もし居心地が悪いと感じれば、また別の非常勤の職場を探せばいいだけ。
このように、新たな職場を見つける時のハードルが常勤と比べても低いというメリットもあります。

・複数の場所でさまざまな経験ができる

あらゆる職場で働くことで、多くの症例や患者さんと出会うこともできます。
病院やクリニックの方針や雰囲気もそれぞれ異なりますから、いろいろな場所でさまざまな経験ができることは、医師にとって大きな武器となるはずです。
特に、将来独立して開業したいと考えている医師は、非常勤で豊富な体験をしつつ開業資金を稼ぐという、この働き方が合っているのかもしれません。

非常勤の給与

気になるのは給与だと思いますが、時給相場は10000円ほど、日給相場は8万円から10万円ほどです。
あくまでも相場ですから、地域や施設規模、診療科目、勤務時間によって上下しますが、これを大幅に下回るところはほとんどありません。

ちなみにこの日給相場は、いわゆるフルタイムかそれに近い時間働いた時の額です。
1コマのみの勤務であれば、4万円から5万円程度と考えるといいでしょう。

非常勤であっても毎日の時間を仕事で埋めていけばそれなりに稼ぐことができます。
ただし、常勤のようにボーナスが受け取れるわけではなく、福利厚生も常勤と比較すれば物足りなく感じるでしょう。

それでも自由度が高く仕事内容や勤務時間も選択でき、辞めようと思えばあまり高いハードルを越えることなく辞められる。
そんな働き方がいいのであれば、アルバイトで働くという選択肢を選ぶ価値は充分にあると私は思います。