転職に成功しやすいのは『仕事を続けながら転職先を探す』

転職活動に取り組み始める時の状況、これが転職の成否に大きく関わることがあります。
転職活動者の中には、一旦仕事を辞めてから転職活動を行う人と、仕事を続けながら転職先を探す人とに分けられるのですが、医師の場合は後者のパターンがお勧めです。

どちらにもメリット・デメリットがあるものの、私の経験上、より転職に成功しやすいのは、次の職場が決まってから退職し転職をするというパターンです。
その理由は、まず、ブランク期間がゼロ、もしくは限りなく少なくて済むことが挙げられます。

とりあえず退職し、しかし転職先が例えば数ヶ月間決まらなければ、その数ヶ月間はブランク期間となってしまいます。
医師の場合、この数ヶ月間が命取り。
腕が鈍る可能性があることはもちろん、その間にも医療業界は進歩するため、下手をすればそれに置いていかれてしまう可能性が出てくるのです。

仕事をしていないブランク期間が不利になり妥協して転職せざるを得なくなる

また、応募先が決定し面接を受けるとき、その仕事をしていない期間がマイナス評価となってしまう可能性も捨て切れません。

なぜ前の職場を辞めたのか、これについて面接官は探ろうとします。
逃げたのか、それとも辞めることを求められたのか…。面接官は採用の決断の失敗を回避するためこのようにネガティブに考える傾向があり、ブランク期間があることによって不利になることが十分に考えられるのです。

仕事をしていない期間があれば、もちろんこの間、まとまった収入を得ることができません。
医師として働いていたのであれば、それまでにしっかりと稼ぎ貯蓄もしているでしょうが、数ヶ月間収入を得られないことで今の生活水準を保てなくなる可能性もあります。

医師免許があれば単発で仕事をし、ある程度の収入を得ることもできるものの、どうせ働きながら転職活動を行うのであれば、そのまま退職せずに行った方が精神的にもずっと楽でしょう。

先に今の職場を退職しても、そこからなかなか転職先が決まらなければ、今度は妥協せざるを得なくなります。
高望みしていた待遇や条件などを徐々に妥協していき、最後には辞めた職場よりも給与や福利厚生等で劣る医療施設しか選べなくなっていた、そんなケースも出てきてしまうのです。

実際にこのようなことになり、「転職先が見つかる前に辞めなければよかった」と言っていた医師転職者も数人いらっしゃいました。

仕事を辞めずに転職コンサルタントと転職先を探す

働きながらでは転職活動を行う時間が取れないと心配する医師もいますが、そんな時のためにいるのが私たち転職コンサルタントです。
仕事の合間にカウンセリング等を行い、面接の日時や転職時期の調整も行います。

後先考えずに「すぐに次の職場は決まるだろう」と甘い見通しのまま退職してしまうよりも、仕事を辞めずに転職コンサルタントとともに転職先を探し、職場が決まってから退職した方が多くの医師にとってメリットが大きいのです。
不利になる状況を自ら作り出さないよう、冷静に転職活動を進めていきましょう。